【山形大学医学部東日本重粒子センター】重粒子線がん治療の総治療数が2000例を突破、最先端の高度医療を山形で実現
北日本唯一の重粒子センターとして2021年に開設され、重粒子線によるがん治療が行われてきた「山形大学医学部東日本重粒子センター」で、約4年間の総治療数が2000例を突破した。東北地方全体から集患を行っていること、公的保険が適用されるがん種が増えたことが主な要因だ。
がん治療は主に、がんを直接取り除く外科手術、抗がん剤などの化学療法、放射線治療によって行われる。近年注目を集めている重粒子線がん治療は、放射線治療の中でも特に最先端の治療法だ。原理としては、炭素イオンを超高速に加速した炭素線(重粒子線)で身体の外からがん細胞を狙い撃ちし、細胞中のDNAの分子構造を破壊することで、がん細胞の分裂を妨げるというもの。がん細胞に大きなダメージを与えられる一方、重要な臓器を避けて治療することができるため、一般的な放射線(X線)治療より副作用や治療回数を少なくできるというメリットがある。また、X線が効きにくい抵抗性のがんにも高い効果が期待できるため、これまで治療が難しいとされてきた病気も治せるようになってきた。
将来的には不整脈治療など、がん以外の治療にも応用されることが期待されている。
■問い合わせ先
山形大学医学部附属病院東日本重粒子センター事務室
TEL 023-628-5404
URL https://hic-east.jp/